書誌事項

昭和史講義

筒井清忠編

(ちくま新書, 1341, 1421)

筑摩書房, 2018.7-2019.7

  • 軍人篇
  • 戦前文化人篇

タイトル読み

ショウワシ コウギ

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注記

さらに詳しく知るための参考文献: 各講末

内容説明・目次

巻冊次

軍人篇 ISBN 9784480071637

内容説明

昭和の日本は、どこで道を誤ったのだろうか。戦争の責任はいったい誰に、どのような形で存在していたのか。重要な局面で鍵を握っていた昭和の軍人十四名—東条英機、梅津美治郎、阿南惟幾、鈴木貞一、武藤章、石原莞爾、牟田口廉也、今村均、山本五十六、米内光政、永野修身、高木惣吉、石川信吾、堀悌吉—彼らは何をし、また何をしなかったのか。その行動や、経歴、リーダーシップのあり方などを最新研究成果に基づき再検証し、真実の歴史に光を当てる。好評の昭和史講義第四弾。

目次

  • 昭和陸軍の派閥抗争—まえがきに代えて
  • 東条英機—昭和の悲劇の体現者
  • 梅津美治郎—「後始末」に尽力した陸軍大将
  • 阿南惟幾—「徳義即戦力」を貫いた武将
  • 鈴木貞一—背広を着た軍人
  • 武藤章—「政治的軍人」の実像
  • 石原莞爾—悲劇の鬼才か、鬼才による悲劇か
  • 牟田口廉也—信念と狂信の間
  • 今村均—「ラバウルの名将」から見る日本陸軍の悲劇
  • 山本五十六—その避戦構想と挫折
  • 米内光政—終末点のない戦争指導
  • 永野修身—海軍「主流派」の選択
  • 高木惣吉—昭和期海軍の語り部
  • 石川信吾—「日本海軍最強硬論者」の実像
  • 堀悌吉—海軍軍縮派の悲劇
巻冊次

戦前文化人篇 ISBN 9784480072405

内容説明

近代日本を代表する知識人や文人、大衆作家、画家、建築家、漫画家ら文化人たちは昭和戦前期をいかに生き抜いたか。石橋湛山、和辻哲郎、鈴木大拙、柳田国男、谷崎潤一郎、保田與重郎、江戸川乱歩、中里介山、長谷川伸、吉屋信子、林芙美子、藤田嗣治、田河水泡、伊東忠太、山田耕筰、西條八十の一六人を採り上げ、最新の知見からその人物像を正確に描き出す。また彼らが戦争とどう関わり、あるいは背を向けたかを見ることで激動の時代を検証する。好評・昭和史講義シリーズの第五弾。

目次

  • 石橋湛山—言論人から政治家へ
  • 和辻哲郎—人間と「行為」の哲学
  • 鈴木大拙—禅を世界に広めた国際人
  • 柳田国男—失われた共産制を求めて
  • 谷崎潤一郎—「今の政に従う者は殆うし」
  • 保田與重郎—「偉大な敗北」に殉じた文人
  • 江戸川乱歩—『探偵小説四十年』という迷宮
  • 中里介山—「戦争協力」の空気に飲まれなかった文学者
  • 長谷川伸—地中の「紙碑」
  • 吉屋信子—女たちのための物語
  • 林芙美子—大衆の時代の人気作家
  • 藤田嗣治—早すぎた「越境」者の光と影
  • 田河水泡—「笑い」を追求した漫画家
  • 伊東忠太—エンタシスという幻想
  • 山田耕筰—交響曲作家から歌劇作家へ
  • 西條八十—大衆の抒情のために生きた知識人

「BOOKデータベース」 より

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