大正の教育的想像力 : 「教育実際家」たちの「大正新教育」

書誌事項

大正の教育的想像力 : 「教育実際家」たちの「大正新教育」

立川正世著

黎明書房, 2018.9

タイトル別名

教育実際家たちの大正新教育

タイトル読み

タイショウ ノ キョウイクテキ ソウゾウリョク : 「キョウイク ジッサイカ」タチ ノ「タイショウ シンキョウイク」

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内容説明・目次

内容説明

「大正新教育」は「教師中心主義」の教育から「児童中心主義」の教育への「教育改造」といわれるが、「大正新教育」の創出したものは、新たな段階の「教師中心主義」であった。教師は、「学級」という教育空間の主宰者となることによって、自らの「自己実現」を可能とする教育スタイルが確立した。本書は、「教育実際」を担当する者として、気概を持って奮闘した教師たちの主張と実践に焦点をあてた労作。「大正新教育」の社会的・歴史的意味とその限界を明らかにし、新たな教育の可能性を探る。

目次

  • 第1章 「教育実際家」たちの「大正新教育」
  • 第2章 「教師」の「人生論」と「教育論」の“あいだ”—二十世紀前半を生きた教師たち
  • 第3章 羽仁もと子の「家庭‐学校‐社会」
  • 第4章 澤柳政太郎の「教育改造」構想
  • 第5章 野村芳兵衛の「生活教育論」
  • 第6章 千葉命吉の「一切衝動皆満足論」
  • 第7章 及川平治の「動的教育論」
  • 第8章 木下竹次の「学習法」
  • 第9章 手塚岸衛の「自由教育論」
  • 終章 「大正新教育」の「教育論」パラダイム
  • 補論 戦後教育再考—「教育問題」パラダイムを超えて

「BOOKデータベース」 より

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