個人空間の誕生 : 食卓・家屋・劇場・世界
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書誌事項
個人空間の誕生 : 食卓・家屋・劇場・世界
(ちくま学芸文庫, [ト-2-3])
筑摩書房, 2018.9
- タイトル別名
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Segmented worlds and self : group life and individual consciousness
個人空間の誕生 : 食卓家屋劇場世界
- タイトル読み
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コジン クウカン ノ タンジョウ : ショクタク・カオク・ゲキジョウ・セカイ
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注記
単行本は1993年4月せりか書房刊
原注: p322-351
イーフー・トゥアンの著作一覧: p364-366
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
人間と環境の関係を追い続ける地理学者トゥアン。本書では、個人の自由を求めつつ共同体にあこがれてきた人間による、“空間の分節化と再統合”の過程を追う。大騒ぎの食卓から用途別の食器とテーブルマナーが確立した食事へ、広間での雑居から個室への引きこもりへ、観客と役者が一体化した劇から純粋に見る劇へ—豊富な事例で浮かびあがるのは、ヨーロッパ近代における個人意識の発生だ。中国等の事例に照らし、「部分」に目をこらしつつ「全体」を求める「自己」は、一地域の歴史的産物であることを解明。人間社会を、空間の分節と統合という二つの運動の均衡状態として読み直す。
目次
- 全体(分節化・意識・自己;結合体)
- 部分(飲食とマナー;家屋と家庭;劇場と社会;環境と視覚)
- 自己(自己;自己と再構成された全体)
「BOOKデータベース」 より