貨幣が語るローマ帝国史 : 権力と図像の千年
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書誌事項
貨幣が語るローマ帝国史 : 権力と図像の千年
(中公新書, 2508)
中央公論新社, 2018.9
- タイトル別名
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ローマ帝国史 : 貨幣が語る
- タイトル読み
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カヘイ ガ カタル ローマ テイコクシ : ケンリョク ト ズゾウ ノ センネン
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注記
主要参考文献: p221-225
略年表: p226-229
内容説明・目次
内容説明
古代ローマでは、発掘されただけでも数万種類にのぼる貨幣が存在した。貨幣は一般に権力の象徴とされ政府や中央銀行などが造幣権を独占する。だが、ローマでは政界に登場したばかりの若手や地方の有力者も発行していた。神話の神々、カエサルや皇帝たちの肖像、ヤギや北斗七星など描かれた図像も多岐にわたるが、彼らは貨幣を用いて何をアピールしようとしたのか。全時代を網羅した精選130点以上を収録。図像と銘文から読み解く、新しい古代ローマ史入門。
目次
- 第1章 ギリシアの貨幣からローマの貨幣へ—国家のアイデンティティと国威の発揚(ギリシアにおける貨幣利用の始まり;ローマにおける貨幣の利用)
- 第2章 多様な図像の登場—共和政から帝政へ(自己宣伝を行う貨幣の登場;讃えられる強者たち)
- 第3章 皇帝たちによる貨幣—帝位継承の正当化(ローマ皇帝の本質—ユリウス・クラウディウス朝;帝位継承の実態—フラウィウス朝と五賢帝期;混乱期の帝位継承—後期ローマ帝国;皇帝「家」と経済)
- 第4章 属州の貨幣—「小さな政府」としてのローマ(自発的な服従—ローマの支配の実態;ローマへの文化的な接近)
- 第5章 古代を受け継ぐもの—貨幣からみるキリスト教(神格化された者たち;キリスト教と地中海世界の変化)
「BOOKデータベース」 より