教養派知識人の運命 : 阿部次郎とその時代
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教養派知識人の運命 : 阿部次郎とその時代
(筑摩選書, 0165)
筑摩書房, 2018.9
- タイトル読み
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キョウヨウハ チシキジン ノ ウンメイ : アベ ジロウ ト ソノ ジダイ
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注記
阿部次郎略年譜: p421-426
主要参考文献: p427-450
内容説明・目次
内容説明
大正教養主義の代表者・阿部次郎。その著『三太郎の日記』は自己の確立を追求した思索の書として、大正・昭和期の学生に熱烈に迎えられた。だが、彼の人生は、そこをピークに波乱と翳りに包まれていく—。本書は、同時代の知識人たちとの関係や教育制度から、阿部次郎の生涯に迫った社会史的評伝である。彼の掲げた人格主義とはいかなるものであったのか。落魄のなかでも失われなかった精神の輝きに、「教養」の可能性を探る。
目次
- 阿部記念館
- 前途暗澹
- 捨てる神あれば拾う神あり
- 運動部系vs.文藝部系
- 高等遊民の群に
- 「ファースト・アベはなんにもしない」
- スターダムに
- 岩波書店の看板学者になるも
- 人格主義という倫理的前衛
- 雉も鳴かねば
- 大学教授バブル
- 小春日和の中の嵐
- 哲郎の憤怒と能成の毒舌
- 残照
- 三女の執念
- 次郎の面目
「BOOKデータベース」 より