あの日のオルガン : 疎開保育園物語

Author(s)

Bibliographic Information

あの日のオルガン : 疎開保育園物語

久保つぎこ著

朝日新聞出版, 2018.7

Title Transcription

アノヒ ノ オルガン : ソカイ ホイクエン モノガタリ

Available at  / 48 libraries

Note

「君たちは忘れない」(草土文化 1982年刊)の改題、加筆・修整

Description and Table of Contents

Description

太平洋戦争末期、子どもたちの命を守った保母がいた。日に日に空襲が激しくなる東京から、園児５３人を連れて埼玉の無人寺へ。「疎開保育園」を作る、それはこれまで誰もやったことがないことだった。戦争への怒りと空腹、２４時間保育に疲れ果て、もうやめようか？と迷い、それでも—園児たちの命を守り抜いた若き保母たちの戦いの記録。

Table of Contents

  • プロローグ（「ヘイタイサーン、オーイ…」；バスは走る、三十六年前に向かって）
  • 第１章　「保育園も疎開はできます」（一九四五年八月十五日—埼玉県南埼玉郡平野村高虫；幼児疎開を単独で決行　ほか）
  • 第２章　荒れ寺に園児と保母がやってきた（一里半を、いま歩けば…（一九八〇年）；疎開先へ出発の日　ほか）
  • 第３章　東京大空襲と熊谷空襲のはざまで（ゆでた大根の上、ごぼうとにんじんの鯉はひるがえる；久保庭正夫・輝夫、一家全滅　吉田節子、父親以外全滅　藤ノ木健之、一家全滅　ほか）
  • エピローグ（井の頭保育園の卒園式；保母たちのその後—年譜と手書きによる意見）

by "BOOK database"

Details

Page Top