力学の誕生 : オイラーと「力」概念の革新

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力学の誕生 : オイラーと「力」概念の革新

有賀暢迪著

名古屋大学出版会, 2018.10

タイトル別名

力学の誕生 : オイラーと力概念の革新

タイトル読み

リキガク ノ タンジョウ : オイラー ト「チカラ」ガイネン ノ カクシン

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注記

博士学位請求論文(京都大学, 2017年)を再構成し、加筆修正したもの

参考文献: 巻末p5-27

内容説明・目次

内容説明

自然哲学から自然科学へ、ニュートン以後の静かな革命。十八世紀のヨーロッパ大陸で、力学は生まれ直した。惑星の運動から球の衝突まで、汎用性をもつ新たな知が立ち上がる過程を丹念に追跡し、オイラーの果たした画期的役割を、ライプニッツやベルヌーイ、ダランベールやラグランジュらとの関係の中で浮彫りにする。

目次

  • 序論 力の起源をたずねて
  • 十八世紀力学史の歴史叙述
  • 第1部 活力論争と「運動物体の力」の盛衰(十七世紀の自然哲学における「運動物体の力」;活力論争の始まり;活力論争の解消 ほか)
  • 第2部 オイラーの「力学」構想(「動力学」の解析化;活力論争における衝突理論の諸相と革新;オイラーにおける「力学」の確立 ほか)
  • 第3部 『解析力学』の起源(再定義される「動力学」と、その体系化;作用・効果・労力—最小原理による力学;ラグランジュの力学構想の展開 ほか)
  • 結論 自然哲学から「力学」へ

「BOOKデータベース」 より

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