隠される宗教、顕れる宗教
著者
書誌事項
隠される宗教、顕れる宗教
(いま宗教に向きあう / 池澤優, 藤原聖子, 堀江宗正, 西村明編, 2 ; 国内編2)
岩波書店, 2018.10
- タイトル別名
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隠される宗教顕れる宗教
- タイトル読み
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カクサレル シュウキョウ、アラワレル シュウキョウ
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注記
年表: p[134]-[135]
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
現代日本において宗教は、政治や社会とどのような関係にあるのだろう。日本会議と創価学会にみる「宗教と政治」、召還される「国家神道」、慰霊空間、宗教判例、宗教者の社会貢献、宗教法人論、キリスト教フェミニズム、日本文化論の中の宗教/無宗教、テレビメディアと宗教、「心理宗教テクニック」、宗教と医療・ケア…。これら気になるトピックについて、歴史的文脈を押さえながら総検証。見えにくい部分と表にあらわれている部分の両面から、現在の日本社会における「宗教」と「宗教的なもの」を考える。
目次
- 序論 (ポスト)世俗化論と日本社会(西村明)
- 1 「政教分離」のポリティックス(宗教が政治に関わるということ(塚田穂高);召還される「国家神道」—保守政治・宗教右派・象徴天皇の交錯(奥山倫明);錯綜する慰霊空間—ポスト戦後的状況のなかで(西村明);宗教判例の戦後と現在(住家正芳))
- 2 宗教の「公益性」をめぐって(大震災後の宗教者による社会貢献と「心のケア」の誕生(高橋原);僧侶による“脱”社会活動—自死対策の現場から(小川有閑);宗教法人の公益性—二つの法人制度の比較から(竹内喜生);日本におけるキリスト教フェミニズムとその公益性(ミラ・ゾンターク))
- 3 見えない宗教、見せる宗教(日本文化論の中の宗教/無宗教(星野靖二);宗教の社会活動と公共放送—臨床宗教師のテレビ表出を中心に(榎本香織);心理宗教テクニックと現代日本社会(小池靖);ケア・宗教・世俗化における言説とその語り方をめぐって—何が顕れ、何が隠されるのか(古澤有峰))
「BOOKデータベース」 より