基礎づけるとは何か
著者
書誌事項
基礎づけるとは何か
(ちくま学芸文庫, [ト-7-4])
筑摩書房, 2018.11
- タイトル別名
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Qu'est-ce que fonder?
- タイトル読み
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キソズケル トワ ナニ カ
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注記
基礎づけるとは何か: 1956年から1957年、パリのルイ=ル=グラン校で行われた「基礎づけるとは何か」(Qu'est-ce que fonder?)と題された講義に出席した者のノートを翻訳したもの
ルソー講義: 1959年から1960年、ソルボンヌ大学でルソーについての講義を行った。リヨン高等師範学校のアーカイブに残されている同講義のタイプ原稿を翻訳したもの
シリーズ番号はブックジャケットによる
収録内容
- 基礎づけるとは何か : 1956-1957 : ルイ=ル=グラン校講義 = Qu'est-ce que fonder?
- ルソー講義 : 1959-1960 : ソルボンヌ
- 女性の記述 : 性別をもった他者の哲学のために = Description de la femme : pour une philosophie d'autrui sexuée
- 口にすることと輪郭 = Dire et profils
- ザッヘル・マゾッホからマゾヒズムへ = De Sacher Masoch au masochisme
内容説明・目次
内容説明
ジル・ドゥルーズは幅広い問題に取り組んだ哲学者だが、とりわけ初期は多様な問題を論じ、そのうち特別な手ごたえを得たものについて、後年、論を深めていった傾向がある。初期論考5本を精選して新訳。初期ドゥルーズにおける「企画の種子」群をあらためて紹介し、彼の思想の全体像をいま一度描きなおす。高校講義をもとにした「基礎づけるとは何か」、ルソー思想全体に取り組んだ「ルソーについてのソルボンヌ講義」、二つの他者論「女性についての記述」「口にすることと輪郭」、「マゾッホとマゾヒズムについて」を収録する。
目次
- 1 基礎づけるとは何か—1956‐1957・ルイ=ル=グラン校講義(自然と理性;「基礎すなわち根拠の本質をなすもの」(ハイデガー);基礎と問い;原理の基礎)
- 2 ルソー講義—1959‐1960・ソルボンヌ(自然状態についての二つの可能な考え方;『新エロイーズ』について;自然状態;ルソーの著作の統一性;社会契約;ルソーにおける市民の法の観念)
- 3 女性の記述—性別をもった他者の哲学のために
- 4 口にすることと輪郭
- 5 ザッヘル・マゾッホからマゾヒズムへ
「BOOKデータベース」 より