記憶術全史 : ムネモシュネの饗宴
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記憶術全史 : ムネモシュネの饗宴
(講談社選書メチエ, 689)
講談社, 2018.12
- タイトル読み
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キオクジュツ ゼンシ : ムネモシュネ ノ キョウエン
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注記
書誌: p323-342
内容説明・目次
内容説明
通勤や通学の途中で通っていた場所に新しいビルが建つ。しばらくすると、前に何があったか思い出せなくなってしまう。誰もがそんな経験をしたことがあるように、「記憶」は「場所」と深く結びついている。この特性を使って膨大な記憶を整理・利用できるようにする技法がかつてヨーロッパに存在した。文学、哲学、史学、美術史、建築史、音楽学、科学史、思想史など多彩な領域に及ぶこの秘技の誕生から黄昏までを一望する。世界の最先端で活躍する気鋭の著者による決定版!
目次
- プロローグ ムネモシュネの饗宴—開宴の辞
- 第1章 記憶術の誕生
- 第2章 ルネサンスの記憶術
- 第3章 忘却術とイメージの力
- 第4章 天国と地獄の記憶—ロッセッリ『人工記憶の宝庫』
- 第5章 饒舌なる記憶—デル・リッチョ『記憶術』の世界
- 第6章 テクストの中の宇宙—チトリーニ『ティポコスミア』が描き出す建築的情報フレーム
- 第7章 混沌の森から叡智の苑へ—デル・リッチョの記憶術的理想庭園
- 第8章 記憶術の黄昏—シェンケルの「方法的」記憶
- エピローグ 終わらない宴
「BOOKデータベース」 より