政治化する宗教、宗教化する政治
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政治化する宗教、宗教化する政治
(いま宗教に向きあう / 池澤優, 藤原聖子, 堀江宗正, 西村明編, 4 ; 世界編2)
岩波書店, 2018.12
- タイトル別名
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政治化する宗教宗教化する政治
- タイトル読み
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セイジカ スル シュウキョウ、シュウキョウカ スル セイジ
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注記
参照文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
かつては自明であった宗教と世俗の境界が揺らぐなかで、世界的に宗教にかかわる紛争が起こり、宗教が政治問題になる一方、宗教が宗教という形態をとることなく社会に浸透し、私たちの生活に影響を及ぼしている。宗教的ナショナリズム、イスラームのヴェールと政教分離原則との関係、宗教の社会貢献などの事例を掘り下げ、宗教においてせめぎあう公と私の諸相を描く。
目次
- 序論 公共圏と宗教のせめぎあい
- 1 ナショナリズムと宗教(三つの国の「セキュラリズム」—南アジアからこの語の意義を考える;上座仏教とナショナリズム—国家主導の宗教的ナショナリズム;ボスニアにおける宗教共存の伝統—ポジティブな文化ナショナリズムに向けて;「解放」後韓国の宗教とナショナリズム—キリスト教を中心に)
- 2 世俗・人権・宗教(欧州人権裁判所におけるヴェールと十字架—イスラームに向きあう世俗的ヨーロッパのキリスト教的な系譜;イタリアの新たな「世俗性」;イスラーム・ジェンダー論の行方—行動する女性たちへ;疑似コロニアルな宗教概念に抗するスカーフ—消費主義時代のトルコを事例として;「宗教の自由」をめぐるアメリカの分断状況—国内の論争を外交政策)
- 3 宗教の公共化(見えない宗教の力—現代の生命倫理・環境倫理言説の宗教性;宗教の社会貢献—宗教的利他主義の実践と共生社会の模索;公共圏における宗教の社会参加—世界最大の仏教NGO・慈済会の挑戦と試練;市民社会と生命現象—弱さと暴力に向き合う場としての“ラルシュ”共同体運動)
「BOOKデータベース」 より