値段と価値 : なぜ私たちは価値のないものに、高い値段を付けるのか?
著者
書誌事項
値段と価値 : なぜ私たちは価値のないものに、高い値段を付けるのか?
作品社, 2019.2
- タイトル別名
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The value of nothing : how to reshape market society and redefine democracy
The value of nothing
値段と価値 : なぜ私たちは価値のないものに高い値段を付けるのか
- タイトル読み
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ネダン ト カチ : ナゼ ワタクシタチ ワ カチ ノ ナイ モノ ニ タカイ ネダン オ ツケル ノカ?
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注記
原著の全訳
参考文献: p243-253
内容説明・目次
内容説明
マクドナルドの「ビッグ・マック」は、日本では390円、スイスは728円、エジプトは195円で販売されているが、じつは環境保全や社会的コストを加えて試算すると、原価だけでも2万円を超える。逆に、高級化粧品の直接原価は1%以下と言われる。つまり2万円の香水でも200円以下となる。本書は、現在の経済システムでは“値段”と“価値”は比例せず、まったく異なる基準で決定されているという事実を構造的に明らかにし、そうした経済と社会のあり方を問い直した書である。「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリストに入り、世界的な反響を呼び16カ国で翻訳出版されている。
目次
- 第1部 なぜ“値段”と“価値”のギャップが起こるのか?—「お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで」(“値段”とは?“価値”とは?;ホモ・サイエンスとホモ・エコノミクス;「企業」を精神科医が診断すると;「ダイヤモンドと水の逆説」の再考;政府の役割;「コモンズ」を考える)
- 第2部 21世紀の世界にとって“値段”と“価値”とは何か?—“無料=フリー”と“自由=フリー”の攻防(権利を持つための権利;「民主主義」の値段と価値;「地球環境」の値段と価値;「アントン症候群」は克服できるか?)
「BOOKデータベース」 より