映画観客とは何者か : メディアと社会主体の近現代史
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映画観客とは何者か : メディアと社会主体の近現代史
名古屋大学出版会, 2019.2
- タイトル読み
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エイガ カンキャク トワ ナニモノ カ : メディア ト シャカイ シュタイ ノ キンゲンダイシ
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注記
参照文献: 巻末p16-58
内容説明・目次
内容説明
シネマを観る「数」としてのみならず、社会と多様な関係を結ぶ観客のあり様を、大正期から現在まで、民衆・国民・民族・大衆・市民をめぐる言説に注目することで、変容する政治やメディア環境との交渉のうちに浮かび上がらせた、映画観客の100年史。
目次
- 第1部 民衆(社会主体のはじまり—民衆娯楽・社会教育による「民衆」と映画観客)
- 第2部 国民(総力戦とトランスメディア的消費文化—「国民」の再定義と矛盾をめぐって;「国民」への動員—映画観客と総力戦、そして戦後)
- 第3部 東亜民族(「東亜民族」の創造/想像—帝国日本のファンタジーと映画による動員)
- 第4部 大衆(テレビと原子力の時代への「大衆」ポリティクス—大衆社会論、大衆文化論、マス・コミュニケーション論;民主としての「大衆」—テレビによるトランスメディア的消費文化の再編と映画観客)
- 第5部 市民(脆弱な主体としての「市民」—戦後とリスクの時代の個人化とネットワーク化;「市民」の多孔的親密‐公共圏—自主上映会とソーシャル・メディアのトランスメディア的社会運動 ほか)
「BOOKデータベース」 より