事大主義 : 日本・朝鮮・沖縄の「自虐と侮蔑」

書誌事項

事大主義 : 日本・朝鮮・沖縄の「自虐と侮蔑」

室井康成著

(中公新書, 2535)

中央公論新社, 2019.3

タイトル別名

事大主義 : 日本朝鮮沖縄の自虐と侮蔑

タイトル読み

ジダイ シュギ : ニホン チョウセン オキナワ ノ ジギャク ト ブベツ

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注記

参考文献: p203-212

内容説明・目次

内容説明

事大主義とは、強者に追随して保身を図る態度である。国民性や民族性を示す言葉として、日本や朝鮮、沖縄で使われてきた。本書は、福沢諭吉、陸奥宗光、柳田国男、朴正煕、金日成、司馬遼太郎などの政治家や知識人を事大主義の観点で論じ、時代の変遷を描く。日本への「島国根性」という批判や、沖縄への差別意識はどこに由来するのか。韓国と北朝鮮の相剋の背景は何か。自虐と侮蔑が交錯した東アジアの歴史が浮き彫りに。

目次

  • 序章 「事大主義」という見方
  • 第1章 「国民」の誕生と他者表象
  • 第2章 反転する「事大主義」—他者喪失によるベクトルの内向
  • 第3章 沖縄「事大主義」言説を追う—「島国」をめぐる認識の相克
  • 第4章 戦後日本の超克対象として—「事大主義」イメージの再生
  • 第5章 朝鮮半島への「輸出」—南北対立の中の事大主義言説
  • 終章 “鏡”としての近現代東アジア

「BOOKデータベース」 より

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