樋口一葉
著者
書誌事項
樋口一葉
(コレクション日本歌人選 / 和歌文学会監修, 066)
笠間書院, 2019.3
- タイトル別名
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樋口一葉 : 伝統的美意識を凌駕する早逝の天才歌人
Higuchi Ichiyo
- タイトル読み
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ヒグチ イチヨウ
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注記
年譜: p104-105
読書案内: p116-117
内容説明・目次
内容説明
生涯で約四千首もの歌を遺した一葉。その人生は、虚無の浮世をいかに生きるかを見据え、「文学が人間に何をもたらすか」を問う。
目次
- 打ち靡く柳を見ればのどかなる朧月夜も風はありけり
- 散り残る花を訪ねて谷陰に今日見出でつる若楓かな
- 散り残る花の木末を吹く風の今朝心地よき夏は来にけり
- 冬籠もる窓のうちまで薫りけり軒端の枇杷の花咲きしより
- 山深み人こそ訪はね読む文の上に昔の友はありけり
- 憂き事も雪も山路も深ければ春だに遅き心地こそすれ
- 卯の花の憂き世の中のうれたさにおのれ若葉の蔭にこそ住め
- 山の端の梢明るくなりにけり今か出づらむ秋の夜の月
- 限りなくうれしきものは我が思ふ人をば人の誉むるなりけり
- 宮城野にあらぬものから唐衣なども小萩の繁きなるらむ〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より