トラウマを共有する
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トラウマを共有する
(京都大学人文科学研究所共同研究報告, . トラウマ研究||トラウマ ケンキュウ ; 2)
京都大学学術出版会, 2019.4
- タイトル読み
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トラウマ オ キョウユウ スル
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文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
ユダヤ人ホロコースト、カンボジアの内戦、日本の植民地支配…歴的トラウマは語り伝えられ、次世代へと引き継がれていく。研究者たちはその過程へ飛び込み、語りに耳を傾けた。経験を乗り越えるためのかすかな光に触れた証言者たちの苦闘。全2冊完結。
目次
- トラウマを共有する
- 第1部 語る・聴く(トラウマと歓待—ホロコースト生存者の声を聴くことと当事者性;戦争・紛争体験の語りにおける笑いとユーモア;癒えることのない傷の語りに向き合うこと;恐怖と屈辱の山渓を越えて…—「インドネシアの歴史的トラウマ」と辺境地個人の経験の語り;パレスチナ問題における承認と和解—集合的トラウマをめぐるポリティクス)
- 第2部 伝える・戸惑う(ナショナルな歴史経験とトラウマ—先住民への謝罪と和解;日本占領下の記憶とトラウマ—インドネシア西カリマンタン州における語りと表象;トラウマの解体に抗して—在日コリアンのアイデンティティ再構築と拡散;自伝的文学から考える加害トラウマ—ジョージ・オーウェルの場合;民主カンプチア時代の記憶と死者—カンボジア北西部村落部の事例から;トラウマ・臨床・和解のプロセス—ジェノサイドを経験したカンボジア人を事例に;化学兵器をめぐる戦争文化—一九一五年以降の展開;コラム 「ランペドゥーサの悲劇」後の苦難)
- 第3部 感染る・継承する(家族‐国家日本の殖民暴力とトラウマ—脱殖民化と「他人事でなくなること」;原爆・植民地支配・戦後放置—幾重もの「トラウマ」を生きる在韓被爆者;コンバット・ストレスの様相—シェル・ショックから二次トラウマへ;世代横断的トラウマとショアの記憶;サバイバーの子どもたちとホロコースト—ホロコースト博物館展示ガイドへの聞き取り調査から;二次トラウマと感情労働—アウシュヴィッツのガイドたちの語りをめぐって)
「BOOKデータベース」 より