文化国家と「文化的生存配慮」 : ドイツにおける文化政策の理論的基盤とミュージアムの役割

書誌事項

文化国家と「文化的生存配慮」 : ドイツにおける文化政策の理論的基盤とミュージアムの役割

秋野有紀著

美学出版, 2019.2

タイトル別名

Kulturstaat und "kulturelle Daseinsvorsorge"

文化国家と文化的生存配慮 : ドイツにおける文化政策の理論的基盤とミュージアムの役割

タイトル読み

ブンカ コッカ ト「ブンカテキ セイゾン ハイリョ」 : ドイツ ニオケル ブンカ セイサク ノ リロンテキ キバン ト ミュージアム ノ ヤクワリ

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注記

2010年にドイツ・ヒルデスハイム大学および東京外国語大学大学院に提出した博士論文「"Kulturelle Daseinsvorsorge" als Aufgabe der Kommunalpolitik. Eine Untersuchung am Beispiel der Frankfurter Museumspolitik seit 1970」を改稿したもの

関連年表: p379-386

参考文献一覧: p387-403

内容説明・目次

内容説明

芸術文化の領域にも押し寄せる市場自由化の波。ドイツの国民国家成立期から現代までを視野に法、概念、理論をめぐる議論をひもとき、「文化的生存配慮」の理論的基盤をとらえ、今日の公的文化政策の中核とミュージアム像を考察する。

目次

  • 公共文化施設の必要性と存在理由をめぐる今日の議論
  • 第1部 ドイツにおける文化政策の野心と苦脳(ドイツ連邦共和国基本法改正案に見る「文化国家」と「生存配慮」;ドイツにおける文化政策の起源;「文化国家」と「生存配慮」—戦後の理論的克服)
  • 第2部 民主社会の基盤としての自治体文化政策とミュージアム(「万人のための文化」の登場—芸術振興から住民のための文化政策へ;ドイツにおける「ミュージアムの危機」;「万人のための文化」を可視化するミュージアムの河畔の成立とその意図;ミュージアム政策の課題と未来—公的助成と市場自由化の二極化の克服)

「BOOKデータベース」 より

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