日本人はなぜ「頼む」のか : 結びあいの日本史

書誌事項

日本人はなぜ「頼む」のか : 結びあいの日本史

白川部達夫著

(ちくま新書, 1418)

筑摩書房, 2019.6

タイトル別名

日本人はなぜ頼むのか : 結びあいの日本史

タイトル読み

ニホンジン ワ ナゼ タノム ノカ : ムスビアイ ノ ニホンシ

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注記

参考文献: p227-234

内容説明・目次

内容説明

平安時代には父親などの「経済的庇護者」、中世には「主従制の主人」との関わりで使われた「頼む」という言葉。また、頼み頼まれる社会関係は近世に「義理」概念を生む基盤となるなど、日本史のなかで意味を変化させてきた。その変化は人と人の結びつきの変化を表している。『万葉集』『源氏物語』から「一揆契約書」「頼み証文」まで、様々な史料に現れる「頼む」の変遷を丹念に読み込み、日本人の社会的結合を描く、まったく新しい社会心性史の試み。

目次

  • プロローグ—秀吉の遺言から
  • 第1章 古代の「頼み」
  • 第2章 武家主従制の展開と「頼み」
  • 第3章 南北朝争乱のなかの武士と惣村
  • 第4章 一揆契約と戦国家法
  • 第5章 戦国大名と天下統一
  • 第6章 「頼み」から「義理」へ
  • エピローグ—頼み証文の出現

「BOOKデータベース」 より

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