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台湾総督府

黄昭堂著

(ちくま学芸文庫, [コ-48-1])

筑摩書房, 2019.6

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タイワン ソウトクフ

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Note

本書は教育社から刊行(1981.4)された新装第5刷に拠る

主要参考文献: p270-274

Description and Table of Contents

Description

清朝中国から台湾を割譲させた日本は、植民地・台湾を統治するため新たな統括官庁を組織した。その現地機関が台湾総督府である。初期武官総督時代・大正デモクラシー期の文官総督時代・大戦期の後期武官時代を経て、植民地時代の終焉までの日本支配の全貌を追うとともに、その軍事権・行政権・立法権・司法権の実態を探る。そこで浮き彫りにされるのは、台湾人としての民族意識が自治権獲得に向けた運動と併行して日本統治期に醸成された、という史実だ。台湾独立運動家でもあった著者が、多面的な視点をもって、平明かつ詳細に書ききった名著。

Table of Contents

  • 序章 日本と台湾
  • 1 台湾領有
  • 2 初期武官総督時代
  • 3 文官総督時代
  • 4 後期武官総督時代
  • 5 台湾総督府の権力
  • 6 台湾総督府の終焉

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