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中国「反日」の源流

岡本隆司著

(ちくま学芸文庫, [オ-29-1])

筑摩書房, 2019.6

増補

タイトル別名

中国反日の源流

増補中国「反日」の源流

タイトル読み

チュウゴク「ハンニチ」ノ ゲンリュウ

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注記

講談社2011年刊の増補, 文庫化

参考文献: p319-320

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

「愛国」が「反日」と結びつく不可解な国・中国。この構造は近世史・近代史の過程で形づくられた。1919年、北京の学生運動を皮切りに広がった五四運動は、現代に続くその出発点である。満洲事変をへて日中戦争へ向かうなかで、反日運動は「抗日戦争」と名を変えて最高潮に達した。本書は、日本・中国の近世史・近代史を政治・外交・経済・社会・思想にわたる全体史として描きだすことで、「反日」の原風景を復元し、ナショナリズムの核心にある「反日」感情の構造を解き明かす。古代から現代までの日中関係を俯瞰する論考を増補した決定版。

目次

  • 第1部 「近世」の日本と中国(東アジアの一八世紀;統治のしくみ;明から清へ;マクロな動向)
  • 第2部 「近代」の幕開け(一九世紀をむかえて;西洋近代との邂逅;開港と開国;動乱の時代)
  • 第3部 近代日中の相剋(近代日清関係の始動;日清対立の深化;「洋務」の時代;愛国反日の出発)
  • 補論 日中関係を考える—歴史からのアプローチ

「BOOKデータベース」 より

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