言語接触 : 英語化する日本語から考える「言語とはなにか」

書誌事項

言語接触 : 英語化する日本語から考える「言語とはなにか」

嶋田珠巳, 斎藤兆史, 大津由紀雄編

東京大学出版会, 2019.5

タイトル別名

Language contact : linguistic problems seen through "Anglicizing" Japanese

英語化する日本語から考える言語とはなにか

タイトル読み

ゲンゴ セッショク : エイゴカ スル ニホンゴ カラ カンガエル「ゲンゴ トワ ナニ カ」

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注記

読書案内: p321-332

文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

100年後、この国はどんな言葉を話しているのだろうか。人工知能の出現と浸透が「人間とはなにか」を問うように、多言語社会の到来は「言語とはなにか」を問う。それらの問いはそれぞれに、“人間性”を際立たせ、“言語性”を突き詰めさせるのかもしれない。「言語接触」はその問いを解く重要な鍵であることはまずまちがいない。

目次

  • プロローグ
  • 第1部 言語接触を考える基礎—言語接触とはどのようなもので、そもそも言語とはなにか(言語接触とはなにか;言語における固有と外来;人間の言語能力と言語多様性)
  • 第2部 日本語の歴史を考える視点—日本語にもある、さまざまな出会いの経験。そこにある「言語接触」とは(日本語と漢語・漢文;近代日本の国語政策;日本語の現代的諸相)
  • 第3部 文化の生態系を考える視点—言語は人々の生活においてどのような機能を担っているのか(言語接触から見た琉球語—琉球語の多様性の喪失;文化(生態系)を映し出す言語の“かたち”;英語詩の中のアイルランド)
  • 第4部 日本語の未来を考える視点—英語は日本語の将来にダメージを与えるのか(英語化する日本語とその未来;外来種論争から考える日本語と英語;英語侵略に抗うための、ことばの教育)
  • エピローグ—この本をまとめるなかで考えたことなど

「BOOKデータベース」 より

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