書誌事項

フランス人とは何か : 国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス

パトリック・ヴェイユ著 ; 宮島喬 [ほか] 訳

明石書店, 2019.6

タイトル別名

Qu'est-ce qu'un Français? : histoire de la nationalité française depuis la Révolution

フランス人とは何か : 大革命以降のフランス国籍の歴史

タイトル読み

フランスジン トワ ナニ カ : コクセキ オ メグル ホウセツ ト ハイジョ ノ ポリティクス

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注記

その他の訳者: 大嶋厚, 中力えり, 村上一基

本書の副題は「大革命以降のフランス国籍の歴史」が原題だが、訳者の希望により「国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス」とした。

底本: Qu'est-ce qu'un Français? : histoire de la nationalité française depuis la Révolution, Éd. rev. et augm. Gallimard, 2005 (Folio histoire)

文献: p523-532

索引: p558-565

内容説明・目次

内容説明

国籍とは何か?生地主義、血統主義、帰化の意味を跡づけ、“危機の時代”におけるユダヤ人の国籍剥奪、女性・植民地出身者に対する差別や不平等について緻密に検証。膨大な史料を渉猟し、フランス革命以降の国民/外国人の境界線のゆらぎ、平等・包摂の現代にいたる道程を実証的見地から描き出した圧巻の書。フランソワ・フュレ賞(2002年)など受賞の栄に輝く労作!

目次

  • 1 近代国籍法の構築(アンシアン・レジームから民法典へ—フランス人の二つの革命;生地主義はいかにして導入されたか(一八〇三‐一八八九年);国民への援軍としての帰化(一八八九‐一九四〇年))
  • 2 フランス国籍のエスニック危機(ヴィシー—国籍政策におけるレイシズム;容易でなかった共和国的法制への復帰;フランス国籍のアルジェリア危機)
  • 3 比較と実際運用における国籍(生地主義対血統主義—フランスとドイツの法律を対比させることの誤り;差別されたフランス人たち;どのようにフランス人になり、フランス人であり続けるのか—実際の運用におけるフランス国籍)

「BOOKデータベース」 より

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