宮沢賢治デクノボーの叡知
著者
書誌事項
宮沢賢治デクノボーの叡知
(新潮選書)
新潮社, 2019.9
- タイトル別名
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宮沢賢治 : デクノボーの叡知
- タイトル読み
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ミヤザワ ケンジ デクノボー ノ エイチ
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注記
参考文献: p392-395
内容説明・目次
内容説明
ほとんどの作品を「未定稿」のまま遺した宮沢賢治。生涯にわたり書き換え続けられたその手稿が示す「揺らぎ」と可能性を丹念に追うなかで、賢治世界=イーハトーブのまったく新しい姿が見えてきた。石、風、火山、動物などの実在物や、心象、未完といった構造に隠された賢治の創造原理を解き明かし、いまを生きる私たちの「倫理」を問う、画期的批評。
目次
- 1 太平洋にタイタンは要らない—“海”について
- 2 模倣の悦び—“動物”について
- 3 風聞と空耳—“風”について
- 4 天と内臓をむすぶもの—“石”について
- 5 愚者たちの希望—“デクノボー”について
- 6 内なるレンブラント光線—“心象スケッチ”について
- 7 方角の旅人たち—“北”について
- 8 終わらない植民地—“未完”について
- 9 無可有郷からの通信—“ユートピア”について
- 10 血、虹、半影の夢—“死”について
「BOOKデータベース」 より