歴史がおわるまえに
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歴史がおわるまえに
亜紀書房, 2019.10
- タイトル読み
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レキシ ガ オワル マエ ニ
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内容説明・目次
内容説明
歴史は「私たちの進路」を、もう照らさない。虚心に過去を省みれば、よりよい政治や外国との関係を築けるはず—そうした「幻想」はどのように壊れていったか。東京五輪や三島事件まで遡り、安倍長期政権やトランプ登場をもたらした「もう歴史に学ばない社会」の形成をたどる。
目次
- 1 日本史を語りなおす 史論(書き直される日本中世史—義経・後醍醐・信長の実像 呉座勇一+與那覇潤;儒学者たちの明治維新—ひっくり返った江戸の「スクールカースト」 河野有理+與那覇潤;すべては「崩壊」から始まった—日本人の「美と国民性」の源流 福嶋亮大+與那覇潤;歴史学に何が可能か—「中国化」と「江湖」の交点 東島誠+與那覇潤)
- 2 眼前の潮流をよむ 時評(二〇一二年は“政治”の年だった!?—書棚の民主主義論 仲正昌樹+與那覇潤;橋下徹 淋しき「戦後民主主義」の自画像;日本政治の「中国化」—揺らぐ議会制民主主義;解釈改憲と「戦後」の終わり—『美しい国へ』と『日本改造計画』 宇野常寛+與那覇潤;補助輪付きだった戦後民主主義—ヤンキーと国家 斎藤環+與那覇潤)
- 3 現代の原点をさがして 戦後再訪(一九六八年からの置手紙—篠原一『日本の政治風土』;交錯する南北朝史—網野善彦と山本七平;一九七〇年代試論—「遅れてきた戦中派」の登場;ふたつの「中国化論」—江藤淳と山本七平;戦中派の退場)
- 4 歴史がおわったあとに 現在(歴史学者廃業記—歴史喪失の時代;偶然性と代理—歴史の不在を生きる技法とは;歴史なき世界のはじまり—凡庸な独裁者たちの肖像)
「BOOKデータベース」 より