ポップ・スピリチュアリティ : メディア化された宗教性
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書誌事項
ポップ・スピリチュアリティ : メディア化された宗教性
岩波書店, 2019.11
- タイトル別名
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ポップスピリチュアリティ : メディア化された宗教性
- タイトル読み
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ポップ・スピリチュアリティ : メディアカ サレタ シュウキョウセイ
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注記
参考文献: p289-298
内容説明・目次
内容説明
アカデミックな「スピリチュアリティ」は定着せず、霊を信じる「スピリチュアル・ブーム」が起こったが、バッシングを受けて衰退した。このような見方に本書は再考を迫る。それはグローバルに同時多発するスピリチュアリティの日本的な現象にすぎない。「前世療法」の体験談から探る現代の輪廻観。「パワースポット」でパワーが体験される仕組み。ライトノベル、アニメ、SNSなど「サブカル」を操っている「魔術師」たち…。「ブーム」を超えて東日本大震災の後も拡散と深化を続ける、その各メディアでの展開を緻密に読み解く。
目次
- 第1章 スピリチュアリティとは何か—概念とその定義
- 第2章 二〇〇〇年以後の日本におけるスピリチュアリティ言説
- 第3章 メディアのなかのスピリチュアル—江原啓之ブームとは何だったのか
- 第4章 メディアのなかのカリスマ—江原啓之とメディア環境
- 第5章 スピリチュアルとそのアンチ—江原番組の受容をめぐって
- 第6章 現代の輪廻転生観—輪廻する“私”の物語
- 第7章 パワースポット現象の歴史—ニューエイジ的スピリチュアリティから神道的スピリチュアリティへ
- 第8章 パワースポット体験の現象学—現世利益から心理利益へ
- 第9章 サブカルチャーの魔術師たち—宗教学的知識の消費と共有
「BOOKデータベース」 より