受肉の哲学 : 原初的出会いの経験から,その根拠へ
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受肉の哲学 : 原初的出会いの経験から,その根拠へ
知泉書館, 2019.10
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受肉の哲学 : 原初的出会いの経験からその根拠へ
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ジュニク ノ テツガク : ゲンショテキ デアイ ノ ケイケン カラ,ソノ コンキョ エ
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Note
参考文献: p215-218
Description and Table of Contents
Description
「神」とか「キリスト」について、その意味を問うことは、一見宗教的で特殊な事柄のように思われる。しかしそれは時空を超えてすべての人に関わる問題である。このような立場から「ロゴス・キリストの受肉」「受難と復活」、そして「十字架による贖いと救い」といった問題を、「愛智の道行き」としての哲学の観点から「人間・自己の成立に関わる普遍的問題」として、素朴にかつ根源的に明らかにしようとする試みである。本書はこれらすべての問題の根底には神的エネルゲイア・プネウマの生動的な働きがあることを解明する。宗教と哲学を架橋する著者の到達点を示す貴重な一書である。
Table of Contents
- 第1章 原初的・使徒的経験とその成立根拠をめぐって—「ロゴスの受肉(神人性)」を証しするもの
- 第2章 証聖者マクシモスの「ロゴス・キリスト論」(『難問集』第一部「トマスに宛てて」)のまとめと展望
- 第3章 人間的自然・本性の開花・成就と神化の道行き—根底に現前する神的エネルゲイア・プネウマ
- 第4章 ロゴス・キリストの十字架と復活—神への道行きの内的根拠をめぐって
- 第5章 他者との全一的交わりとロゴス・キリストの現存—「受肉の神秘」の前に
- 第6章 神的エネルゲイア・プネウマの現存に思う—探究の道を振り返って
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