文化表象としての村上春樹 : 世界のハルキの読み方

書誌事項

文化表象としての村上春樹 : 世界のハルキの読み方

石田仁志, アントナン・ベシュレール編著

青弓社, 2020.1

タイトル別名

Haruki Murakami

文化表象としての村上春樹 : 世界のハルキの読み方

タイトル読み

ブンカ ヒョウショウ トシテノ ムラカミ ハルキ : セカイ ノ ハルキ ノ ヨミカタ

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内容説明・目次

内容説明

フランスやイギリス、イタリア、アメリカ、台湾、日本の研究者が、それぞれの社会的・文化的な背景をもとに、主要な村上作品の新たな読み方やアダプテーションの諸相を照らし出す。「ムラカミハルキ」という文化表象に多角的に迫る国際シンポジウムの成果。

目次

  • 第1部 翻訳・比較文学から見る村上春樹(「影」の不変的な重要性—永井荷風『すみだ川』から村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』まで;翻訳に内包される異国性—村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』;村上春樹における図書館—異界、自己形成、手仕事としての創作;村上春樹、旅に出る(その2)夢はどこへ向かうのか?—村上春樹とイスマイル・カダレ)
  • 第2部 村上春樹における表象—現実・社会・物語(グローバル時代のトラベルライティング—村上春樹の紀行文;教材としての『鏡』—語ることによる再生;村上春樹文学に漂う「死」のにおい—夏目漱石文学の継承;震災の内側と外部をつなぐもの—「白樺」派から村上春樹へ;村上春樹の森;古川日出男による村上春樹リミックス;『神の子どもたちはみな踊る』再読—「あなたは誰?」意識の転換;サバイバーズ・ギルトとパラレルワールド—国語教科書と村上春樹)
  • 第3部 映像との親和性と乖離(村上春樹は、なぜ映画脚本家にならなかったか;“見果てぬ”『ノルウェイの森』;短篇という時間性—村上春樹と映画;本のなかのスクリーン—村上春樹作品における映画に関する言及の考察;「やみくろ」はどのように表象されるのか—『神の子どもたちはみな踊る』におけるフィルム・アダプテーション)
  • 第4部 文化コミュニケーションのなかの村上春樹(村上春樹と「小説家のコミットメント」;一九七九年の村上春樹;村上春樹は台湾でどのように受け入れられたのか;情報・宗教・歴史のif—村上春樹『1Q84 BOOK3』論)

「BOOKデータベース」 より

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