書誌事項

男性性を可視化する : 〈男らしさ〉の表象分析

神奈川大学人文学研究所編 ; 熊谷謙介編著

(神奈川大学人文学研究叢書, 44)

青弓社, 2020.2

タイトル別名

男らしさの表象分析

「男らしさ」の表象分析

タイトル読み

ダンセイセイ オ カシカ スル : 〈オトコラシサ〉ノ ヒョウショウ ブンセキ

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注記

著者: 西岡あかね, 小松原由理, 中村みどり, 古屋耕平, 山口ヨシ子, 菅沼勝彦, 村井まや子

収録内容

  • 表現主義のマチズモとアウトサイダー性 / 西岡あかね著
  • 新しい男の誕生? : ダダにおける「新しい人間」のマスキュリニティ / 小松原由理著
  • 洪深のアメリカ留学体験 : 自伝における人種差別・恋愛、そして演じること / 中村みどり著
  • 男らしくない西部劇小説『シェーン』 : 冷戦期アメリカの核/家族 / 古屋耕平著
  • 「人間らしさ」への道、「男らしさ」への道 : ラルフ・エリソン『見えない人間』 / 山口ヨシ子著
  • 母、マジョリティ、減退する性 : ロマン・ガリと男性性 / 熊谷謙介著
  • 飛ばなかった王子 : マシュー・ボーン版『白鳥の湖』にみる男性性と現代社会 / 菅沼勝彦著
  • 現代美術にみる狩猟と男性性 : おとぎ話文化研究の視点から / 村井まや子著

内容説明・目次

内容説明

文学や芸術は、「男」をどのように描き出してきたのか—。欧米や中国の映画や文学、芸術、演劇などを男性表象という視点から読み替え、無意識的に/意識的に男性性に規定されて揺らぐ作家や登場人物の多様な“男らしさ”を、彼らが生きた時代と社会に即して析出する。社会のマジョリティと見なされているからこそ、透明人間のように「そこにいる」のに語られることがない男性性を解明する表象分析。

目次

  • 序文 マスキュリニティ、二十世紀、表象
  • 第1章 表現主義のマチズモとアウトサイダー性
  • 第2章 新しい男の誕生?—ダダにおける「新しい人間」のマスキュリニティ
  • 第3章 洪深のアメリカ留学体験—自伝における人種差別・恋愛、そして演じること
  • 第4章 男らしくない西部劇小説『シェーン』—冷戦期アメリカの核/家族
  • 第5章 「人間らしさ」への道、「男らしさ」への道—ラルフ・エリソン『見えない人間』
  • 第6章 母、マジョリティ、減退する性—ロマン・ガリと男性性
  • 第7章 飛ばなかった王子—マシュー・ボーン版『白鳥の湖』にみる男性性と現代社会
  • 第8章 現代美術にみる狩猟と男性性—おとぎ話文化研究の視点から

「BOOKデータベース」 より

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