エゴ・ドキュメントの歴史学
著者
書誌事項
エゴ・ドキュメントの歴史学
岩波書店, 2020.3
- タイトル別名
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エゴドキュメントの歴史学
- タイトル読み
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エゴ・ドキュメント ノ レキシガク
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内容説明・目次
内容説明
日記や手紙、回想録など、一人称で綴られた史料への関心やその扱い方は、フェミニズム、現代思想、文学理論等の影響を受けながら大きく変容を遂げてきた。魔女裁判の告白書、遊女の日記、前線兵士の手紙など…多彩なエゴ・ドキュメントを専門家たちが新たな文脈で読み解く。理論と実践を総合した本格的な共同研究。史料論、歴史学の方法論としても必携の一冊。
目次
- 序章 エゴ・ドキュメント研究の射程
- 第1章 浮動するエゴ、もう一つのエゴ、創られるエゴ—魔女ベレッツァ・オルシーニの審問記録と手記(一五二八年)より
- 第2章 エゴ・ドキュメントの「厚い」読解—ラテンアメリカ史研究の経験から
- 第3章 日本近世における自己語りの諸相—「我」と天道の間で
- 第4章 オーラルとエクリの間からの創造—啓蒙期ロレーヌの作家グラフィニ夫人の場合
- 第5章 法律家の手紙—一九世紀初頭のイングランドにおける日常的な法の利用
- 第6章 遊女の「日記」を読む—嘉永二年梅本屋佐吉抱え遊女付け火一件をめぐって
- 第7章 感情と情報リテラシーが交差するところ—噂、ニュース、エゴ・ドキュメント
- 第8章 エゴ・ドキュメントをめぐる後期ソ連の歴史実践
「BOOKデータベース」 より