『紅楼夢』の世界 : きめこまやかな人間描写

書誌事項

『紅楼夢』の世界 : きめこまやかな人間描写

井波陵一著

(京大人文研東方学叢書, 10)

臨川書店, 2020.4

タイトル別名

The world of "A dream of red mansions"

紅楼夢の世界 : きめこまやかな人間描写

タイトル読み

コウロウム ノ セカイ : キメコマヤカナ ニンゲン ビョウシャ

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内容説明・目次

内容説明

ファッション界の巨人ヴィヴィアン・ウエストウッドが「私を変えた名作」に挙げたことでも知られる、18世紀口語小説の最高峰『紅楼夢』。『新訳 紅楼夢』(読売文学賞研究・翻訳賞)の訳者である著者が、作中の様々なエピソードを取り上げながら、人間の関係性を根底的に描いた作品の魅力を語りつくす。『紅楼夢』はなぜ書かれたのか、そしてその存在意義とは。

目次

  • 第1章 作品の世界(物語のあらすじ;賈宝玉の幻想—少女は天地の精髄、男はカスやアブク;賈家の人々—位置どりの妙;涙はどのように流されたか—「礼」との関わりをめぐって)
  • 第2章 作品の背景(曹寅の活躍—『紅楼夢』の遠景として;曹雪芹—おぼろげな作者像について)
  • 第3章 作品の受容(紅迷のこだわり—神は細部に宿り給う;夢の涯までも—続編の出現;「まっとうな」批評とその落とし穴)

「BOOKデータベース」 より

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