GDPを超える幸福の経済学 : 社会の進歩を測る
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GDPを超える幸福の経済学 : 社会の進歩を測る
明石書店, 2020.4
- タイトル別名
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For good measure : advancing research on well-being metrics beyond GDP
- タイトル読み
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GDP オ コエル コウフク ノ ケイザイガク : シャカイ ノ シンポ オ ハカル
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注記
原著 (OECD, c2018) の翻訳
参考文献・資料: 章末
内容説明・目次
内容説明
社会進歩の評価は実に多様な問題を抱えている。評価対象の拡大要求と情報処理能力の限界の相克などの概念形成上の困難もあれば、技術的困難(異なる問題を扱うミクロデータセットの結合、不平等に関するミクロデータの平均値を扱うマクロ経済勘定への統合)や、組織的困難(データ収集者間の調整、国際的統一と地域の記録保存責任のバランス、既存データの適時性)もある。経済実績と社会進歩の計測に関する委員会(スティグリッツ/セン/フィトゥシ委員会)は2009年、各国の健全性の評価においてGDPへの過度の依存を止めて、幸福の分布やあらゆる側面の持続可能性などを反映した、幅広い指標のダッシュボードの構築を目指すように提言した。本書は、スティグリッツ/セン/フィトゥシ委員会を引き継いでOECDが発足させた「経済実績と社会進歩の計測に関するハイレベル専門家グループ(HLEG)」のメンバーとパートナーによる最新の研究結果をまとめたものである。本書では、測定システムに環境と持続可能性を適切に組み込む方法、様々なタイプの不平等、経済的安定、主観的幸福、及び信頼の測定を向上させる方法などを取り上げている。
目次
- 第1章 社会の進歩を測る:概要
- 第2章 持続可能な開発目標と経済と社会の進歩の測定
- 第3章 家計の所得・消費・資産の分布を測定する
- 第4章 水平方向の不平等
- 第5章 機会の不平等
- 第6章 所得と富の分布を測定する
- 第7章 主観的幸福を理解する
- 第8章 経済的(不)安定
- 第9章 持続可能性を測定する
- 第10章 信頼と社会関係資本
「BOOKデータベース」 より