神になった日本人 : 私たちの心の奥に潜むもの
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神になった日本人 : 私たちの心の奥に潜むもの
(中公新書ラクレ, 687)
中央公論新社, 2020.5
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カミ ニ ナッタ ニホンジン : ワタシタチ ノ ココロ ノ オク ニ ヒソムモノ
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参考文献: p273-277
「神になった人びと」(2001年, 淡交社刊)、「NHK知るを楽しむ この人この世界 神になった日本人」(2008年, NHK出版刊)を底本として、大幅に加筆・再編集したもの
Description and Table of Contents
Description
古来、日本人は実在した人物を、死後、神として祀り上げることがあった。空海、安倍晴明、平将門、崇徳院、後醍醐天皇、徳川家康、西郷隆盛、そして名もなき庶民たち—。もちろん、誰でも神になれるわけではない。そこには、特別な「理由」が、また残された人びとが伝える「物語」が必要となる。死後の怨霊が祟るかもしれない、生前の偉業を後世に伝えたい—。11人の「神になった日本人」に託された思いを探りながら、日本人の奥底に流れる精神を掴みだすとしよう。
Table of Contents
- 第1部 見えざる「力」を借りるために—顕彰神(藤原鎌足—密談の地に鎮まる最初の人神;弘法大師空海—仏に選ばれた天才;安倍晴明—呪術に長けた陰陽師への憧憬;楠木正成—発見された忠臣のシンボル;豊臣秀吉—神になることを望んだ天下人;徳川家康—東国から全国を照らす神;西郷隆盛—思慕と敬愛の「記憶装置」)
- 2部 ひょっとしたら祟るかもしれない—祟り神(崇徳上皇—黄金に輝く「天狗の棟梁」;後醍醐天皇—北朝を望む、南朝の遺魂;佐倉惣五郎—怨霊から顕彰神となった義民;平将門—日本資本主義の中核に眠る、反権力のシンボル)
- なぜ人びとは、死者の「たましい」を祀るのか
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