ことばの危機 : 大学入試改革・教育政策を問う
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ことばの危機 : 大学入試改革・教育政策を問う
(集英社新書, 1024B)
集英社, 2020.6
- タイトル別名
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ことばの危機 : 大学入試改革教育政策を問う
- タイトル読み
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コトバ ノ キキ : ダイガク ニュウシ カイカク キョウイク セイサク オ トウ
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注記
その他の著者: 沼野充義, 納富信留, 大西克也, 安藤宏
2019年10月19日に行われた東京大学ホームカミングデイ文学部企画シンポジウム, 『ことばの危機 : 入試改革・教育行政を問う』の内容をもとに新書として編集し直したもの
内容説明・目次
内容説明
大学入試改革や新学習指導要領の公示により、「国語」をめぐる様々な変更点が注目を集めている。「論理国語」「文学国語」といった区分が新たに誕生し、新・大学入試共通テストでは実用的な文章の読解が増加する見込みだ。また、それに連動して、高等学校の「国語」からは文学の比重が減ることが予想されている。このように「実用性」を強調し、文学を特殊な領域に囲い込もうとする大学入試改革・教育政策はいかなる点で問題なのか。この変化の背景にある、日本社会全体に蔓延した「ことば」に対する偏った見方とは何か。そして、なぜ今の時代にこそ文学的知性と想像力が重要なのか。東京大学文学部の五名の教授陣が、各専門の立場から問題意識を熱く語った、必読の講演録!
目次
- 第1章 「読解力」とは何か—「読めていない」の真相をさぐる(「読解力がない!」とはどういうことか;「読解力がない!」は読み手だけの問題なのか ほか)
- 第2章 言葉の豊かさと複雑さに向き合う—奇跡と不可能性の間で(簡単な表現でも「正しく」翻訳できるとは限らない;文学的教養の大事さ ほか)
- 第3章 ことばのあり方—哲学からの考察(哲学から考える問題の本質;ことばをツールとする態度 ほか)
- 第4章 古代の言葉に向き合うこと—プレテストの漢文を題材に(古代の言葉を読み解くこと;ポライトネスと「忖度」—漢文の表現から ほか)
- 第5章 全体討議
「BOOKデータベース」 より