ドキュメント感染症利権 : 医療を蝕む闇の構造

書誌事項

ドキュメント感染症利権 : 医療を蝕む闇の構造

山岡淳一郎著

(ちくま新書, 1510)

筑摩書房, 2020.8

タイトル別名

感染症利権 : ドキュメント

タイトル読み

ドキュメント カンセンショウ リケン : イリョウ オ ムシバム ヤミ ノ コウゾウ

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注記

"新型コロナ感染爆発に際して露わになった、危機下における医療と政治のせめぎ合い。情報の隠蔽、731部隊の負の遺産、グローバル化する薬の特許…。近現代日本とともにあった感染症のウラで蠢く黒い構造を、白日の下に暴く。"--TRC MARCより

参考文献: p250-252

内容説明・目次

内容説明

救命か、金儲けか。新型コロナ感染爆発に際して露わになった、危機下における医療と政治のせめぎ合い。政官財学の構造的絡まりによる邪悪な「利権の闇」「見えない壁」が立ち現れ、救命のための公平な医療を阻む。明治・大正期の公衆衛生の草創期、「七三一部隊」にみる医学の暴走と悪用、戦後医療界に残った細菌戦人脈、官僚主義と隔離政策の誤謬、グローバル化する薬の特許とバイオテロ…。近現代日本とともにあった感染症のウラで蠢く黒い構造を、白日の下に暴く。

目次

  • 第1章 新型ウイルスをめぐる権謀—政治主導(殺人ウイルスの猛威;空疎な「日本モデル」 ほか)
  • 第2章 司令塔は官か民か—後藤新平と北里柴三郎の反逆—学閥(時代の激動期に感染症あり;学閥医学の萌芽 ほか)
  • 第3章 「七三一部隊」は消えていない—医学の両義性(大衆の誕生と感染症の襲来;このマスクは「いつか来た道」 ほか)
  • 第4章 差別の壁‐結核、ハンセン病患者のたたかい—官僚主義(偏見という敵;「信州の上医」の来歴 ほか)
  • 第5章 利権か救命か‐特許、癒着、バイオテロ—グローバリズム(WHOの迷走;製薬利権の萌芽 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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