ルクレティウス『事物の本性について』 : 愉しや、嵐の海に

書誌事項

ルクレティウス『事物の本性について』 : 愉しや、嵐の海に

小池澄夫, 瀬口昌久著

(書物誕生 : あたらしい古典入門)

岩波書店, 2020.8

タイトル別名

『事物の本性について』 : 愉しや、嵐の海に

ルクレティウス事物の本性について : 愉しや嵐の海に

タイトル読み

ルクレティウス 『ジブツ ノ ホンショウ ニツイテ』 : タノシヤ、アラシ ノ ウミ ニ

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注記

参考文献: p273-280

内容説明・目次

内容説明

無からは何も生まれず、何ものも無にはかえらない—全てのものは原子と空虚とから出来ている。ウェルギリウスやオウィディウスらローマ詩人への影響。理性による原因の解明によって驚異を解消する。ブラウン運動を「予知」?「遺伝子」の概念や進化論との類似。家族の形成が文明の起源。欲望に駆られた技術の追求は、無知、そして戦争につながる。ボイルやニュートン、そしてドルトンへ—近代原子論へのつながり…二〇〇〇年以上前に誕生しながら、近代科学を先取りするような内容を持つ長篇詩は、いかなる論理でこの世界を説明し尽くしたか。

目次

  • 第1部 書物の旅路—キリスト教世界を生き延びた原子論(修辞的カノン;ヴィクトリア朝の桂冠詩人;写本の発見と復活劇)
  • 第2部 作品世界を読む—原子と空虚が生み出す世界(物質と空間;原子の運動と形;生命と精神;感覚と恋愛;世界と社会;気象と地質)

「BOOKデータベース」 より

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