Bibliographic Information

九鬼周造

九鬼周造著 ; 田中久文編

(ちくま学芸文庫, [キ29-2] . 近代日本思想選||キンダイ ニホン シソウセン)

筑摩書房, 2020.8

Title Transcription

クキ シュウゾウ

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Note

底本: 「九鬼周造全集」(岩波書店, 1981-82年) 第1-第5巻

九鬼周造年譜: p645-649

シリーズ巻号はブックジャケットによる

Contents of Works

  • 根岸
  • 岡倉覚三氏の思出
  • 藍碧の岸の思い出
  • 回想のアンリ・ベルクソン
  • 岩下壮一君の思出
  • 時間の観念と東洋における時間の反復
  • 日本芸術における「無限」の表現
  • 「いき」の構造〈抄〉
  • 実存哲学〈抄〉
  • ハイデッガーの哲学〈抄〉
  • 偶然の諸相
  • 偶然性の問題〈抄〉
  • 人生観
  • 哲学私見
  • 人間学とは何か〈抄〉
  • 日本的性格
  • 風流に関する一考察
  • 情緒の系図
  • 文学の形而上学
  • 日本詩の押韻〈抄〉
  • 安田武・多田道太郎『『「いき」の構造』を読む』より
  • 坂部恵『不在の歌-九鬼周造の世界』より
  • マルティン・ハイデッガー『言葉についての対話』〈高田珠樹訳〉より
  • 天野貞祐『をりにふれて』後語

Description and Table of Contents

Description

“媚態”“意気地”“諦め”という三つの契機から、日本的美意識「いき」の構造を解明した九鬼周造。ハイデッガーやベルクソンらに師事し、豊かな方法的視座を身につけたこの哲学者にとって、人と人とのめぐり逢いの謎は、自身の実存ともあいまって生涯を覆うものであった。「偶然性」の哲学の誕生だ。のちにそれは、日本文化論における「自然」の思想においてひとつの帰結をみる。没後、時代ごとに異なる光が当てられてきた九鬼の哲学。本書は、自伝的エッセイからヨーロッパでの講演、人生観、晩年の詩論まで、その全体像と独創性を一冊で提示する。

Table of Contents

  • 1 自伝的エッセイ
  • 2 九鬼哲学の出発点
  • 3 「いき」の哲学
  • 4 実存哲学の受容
  • 5 「偶然性」の哲学
  • 6 九鬼哲学の全体像
  • 7 日本文化論
  • 8 文芸論
  • 関連論考

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Details

  • NCID
    BC01893690
  • ISBN
    • 9784480099822
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    649p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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