性暴力被害を聴く : 「慰安婦」から現代の性搾取へ
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性暴力被害を聴く : 「慰安婦」から現代の性搾取へ
岩波書店, 2020.9
- タイトル別名
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性暴力被害を聴く : 慰安婦から現代の性搾取へ
- タイトル読み
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セイボウリョク ヒガイ オ キク : イアンフ カラ ゲンダイ ノ セイサクシュ エ
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注記
参考文献あり
収録内容
- 「問うから聴くへ」、そして「慰安婦」から現代の性搾取へ / 小野沢あかね著
- 証言者中心主義とは何か / 梁鉉娥著 ; 金富子訳
- 韓国の基地村女性の経験を聴く / 李娜榮著 ; 古橋綾訳
- 語るにまかせて / 川田文子著
- 語れない記憶を聴く / 梁澄子著
- 聞く歴史のなかで川田文子『赤瓦の家』を受けとめる / 大門正克著
- AV性暴力被害を聴く / 宮本節子著
- 日本社会で「慰安婦」被害を「聴くこと」の不可能性と可能性 / 金富子著
- 阻まれた声を通して性暴力を再考する / 山本めゆ著
- "沈黙の証言"を聴く / 宮城晴美著
- 「慰安婦」問題と現代の性搾取 / 仁藤夢乃著
内容説明・目次
内容説明
性暴力を「語る」という行為は、被害者の心身に何をもたらすのか。その苦痛と困難を乗り越えるには、語り手の自主性を尊重し、主導権を委ねる聴き手の存在が不可欠なのだ。韓国での「慰安婦」サバイバーの聴き取りにおける「問うから聴くへ」の画期的転換は歴史研究に大きな意義をもたらした。さらに、日本のノンフィクションの書き手による先駆的な試み、そして現代の性搾取の現場の声から「聴く」ことの意味を問う。
目次
- 「問うから聴くへ」、そして「慰安婦」から現代の性搾取へ
- 第1部 韓国ではどう聴いてきたか(証言者中心主義とは何か—日本軍「慰安婦」被害者の証言研究の方法論とその意味;韓国の基地村女性の経験を聴く—フェミニズム・オーラル・ライフ・ヒストリーの挑戦)
- 第2部 日本ではどう聴いてきたか(語るにまかせて;語れない記憶を聴く—「慰安婦」サバイバーの語り;聞く歴史のなかで 川田文子『赤瓦の家』を受けとめる;AV性暴力被害を聴く—語り出した被害者と聴く者の責任)
- 第3部 「聴くこと」を阻むもの/「聴くこと」が切り拓く未来(日本社会で「慰安婦」被害を「聴くこと」の不可能性と可能性—ポスト・サバイバー時代に被害証言を未来へ受け渡すために;阻まれた声を通して性暴力を再考する—黒川遺族会の実践から;“沈黙の証言”を聴く—沖縄の「集団自決」と軍隊の性暴力;「慰安婦」問題と現代の性搾取—「なかったこと」にさせない)
「BOOKデータベース」 より