バロック音楽 : 豊かなる生のドラマ

書誌事項

バロック音楽 : 豊かなる生のドラマ

礒山雅著

(ちくま学芸文庫, [イ48-3])

筑摩書房, 2020.10

タイトル別名

Baroque

タイトル読み

バロック オンガク : ユタカナル セイ ノ ドラマ

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注記

1989年3月 NHKブックス刊の文庫化

年表: p262-264

参考文献: p265-267

参考CD・DVD: p268-273

索引あり

シリーズ番号はブックジャケットによる

その他のタイトルはブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

17世紀初頭、宮廷文化が芽吹きはじめる中で、バロック音楽は開花した。華やかな祝祭が催される一方で、戦争・疫病・凶作に苛まれる不安な時代。強く激しい感情表現こそがバロック音楽の本質であり、即興的装飾と通奏低音などの技法、新様式、音楽理論がそれを支えた。本書はバッハ研究の第一人者が、荘厳な教会音楽や華麗なオペラ誕生の背景、伊独仏英各国の事情、作曲家たちの試行錯誤などに注目し、その歴史的意義を強調する。バロック音楽の全貌を平明に描きつつ、芸術史・思想史と結びつけなおした必携の入門書。

目次

  • 装いに真実を求めて—バロック音楽の始まり
  • 音楽による祝祭—オペラの誕生
  • この世における聖の開花—宗教音楽の高揚
  • 廃墟に流れる歌—ドイツ音楽の目覚めと発展
  • 歌うヴァイオリン—イタリアにおける器楽の興隆
  • 大御代を輝かす楽の音—フランス音楽の一世紀
  • 趣味さまざま—国民様式の対立と和合
  • 音楽を消費する先進国—イギリスとヘンデル
  • 神と人間に注ぐ愛—バッハにみるバロック音楽の深まり
  • 数を数える魂—バロック音楽の思想
  • コーヒーを飲みながら音楽を—十八世紀における音楽の市民化
  • 現代に息づくバロック—受容史と今日的意義

「BOOKデータベース」 より

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