解放されたゴーレム : 科学技術の不確実性について
著者
書誌事項
解放されたゴーレム : 科学技術の不確実性について
(ちくま学芸文庫, [コ50-1])
筑摩書房, 2020.11
- タイトル別名
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The golem at large : what you should know about technology
迷路のなかのテクノロジー
解放されたゴーレム : 科学技術の不確実性について
- タイトル読み
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カイホウサレタ ゴーレム : カガク ギジュツ ノ フカクジツセイ ニツイテ
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注記
原著 (Cambridge University Press, 1998) の全訳
『迷路のなかのテクノロジー』 (化学同人 2001年刊) の改題、文庫化
シリーズ番号はブックジャケットによる
参考文献: p308-311
収録内容
- 技術のゴーレム
- 鮮やかな撃墜? : 湾岸戦争におけるパトリオット・ミサイルの役割
- 裸にされた打ち上げ : チャレンジャー号爆発の責任を帰すこと
- 衝突! : 核燃料容器と霧散防止ジェット燃料の実験
- ゴールドの世界 : 石油の起源を巡る論争
- 快適さと歓びの知らせ : 七賢人と経済学
- 子羊の科学 : チェルノブイリとカンブリア地方の牧羊農夫たち
- アクト・アップ : エイズ治療に貢献する素人の知識
- ゴーレムの機能するところ
内容説明・目次
内容説明
科学技術は強力で役に立つが、不確実性に満ち、危険をもたらす“ゴーレム”である。湾岸戦争でのパトリオット・ミサイルの成否、チャレンジャー号爆発の責任の帰趨、チェルノブイリ原発事故後の牧夫と科学者の対立、エイズ治療における患者コミュニティの役割…。論争を巻き起こした7つの事例をもとに、「確実で価値中立的な知識」という素朴な科学観を退け、さまざまな仮説や解釈が競合し、政治や経済などと相互作用する「作られつつある科学・技術」の本質を解き明かす。科学が確かな答えを出せず専門家の見解が揺れ動くとき、わたしたちは何を指針とすればいいのか。民主主義社会で科学技術を扱うためのリテラシーを問うた一冊。
目次
- 序論 技術のゴーレム
- 1章 鮮やかな撃墜?—湾岸戦争におけるパトリオット・ミサイルの役割
- 2章 裸にされた打ち上げ—チャレンジャー号爆発の責任を帰すこと
- 3章 衝突!—核燃料容器と霧散防止ジェット燃料の実験
- 4章 ゴールドの世界—石油の起源を巡る論争
- 5章 快適さと歓びの知らせ—七賢人と経済学
- 6章 子羊の科学—チェルノブイリとカンブリア地方の牧羊農夫たち
- 7章 アクト・アップ—エイズ治療に貢献する素人の知識
- 結論 ゴーレムの機能するところ
「BOOKデータベース」 より