絶滅危惧種を喰らう
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絶滅危惧種を喰らう
勉誠出版, 2020.12
- タイトル読み
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ゼツメツ キグシュ オ クラウ
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注記
野生動物を絶滅から救うために、我々は何をすべきか。野生動物を「喰らう」問題、「装う」問題、そして野生動物を絶滅から救う方策とよりどころとなる思想について、多角的な視点から論じる。秋篠宮文仁殿下のコラムも収録。
文献あり
収録内容
- 絶滅危惧動物とヒト / 秋道智彌著
- 「隣人」としてのゾウ / 安岡宏和著
- ジュゴン猟をめぐるトレス海峡諸島民と生物学者たち / 松本博之著
- 凋落する大衆回遊魚 / 森田健太郎, 黒木真理著
- ウミガメはなぜ減少するようになったのか? / 亀崎直樹著
- ホッキョククジラを守りながら食べる / 岸上伸啓著
- 宝石サンゴ / 岩崎望著
- 野生生物の違法取引と戦う / 井田徹治著
- 日本の「ゼロ絶滅」と「持続可能な利用」達成へのみちすじ / 東梅貞義著
- 絶滅危惧種を創る、護る / 岡安直比著
- 食べて守るか、食べずに守るか / 松田裕之著
- 霊性の復権 / 秋道智彌著
内容説明・目次
内容説明
われわれには、何ができるのか—現在、年間1000種の野生動物が絶滅しており、そしていったん絶滅した生き物は二度と地球上にもどることはない。乱獲、生息地の分断、幼獣の食害、生息地環境の劣化…さまざまなシナリオで人間は動物を絶滅に追い込む。野生動物を絶滅から救うために、我々は何をすべきなのか。野生動物を「喰らう」問題、「装う」問題、そしていかにして野生動物を絶滅から救うかについての方策とよりどころとなる思想について多角的な視点から論じる。
目次
- 序章 絶滅危惧動物とヒト—かかわりあいの歴史と文化
- 第1部 絶滅危惧種を喰らう(「隣人」としてのゾウ—バカ・ピグミーのゾウ肉タブーから読み解くヒト社会の進化史的基盤;ジュゴン猟をめぐるトレス海峡諸島民と生物学者たち;凋落する大衆回遊魚—サケとウナギ)
- 第2部 絶滅危惧種の商品化と文化化(ウミガメはなぜ減少するようになったのか?;ホッキョククジラを守りながら食べる—北極海の先住民捕鯨;宝石サンゴ—限りある資源と限りなき欲望)
- 第3部 絶滅危惧種の保全と利用(野生生物の違法取引と戦う—ワシントン条約と日本;日本の「ゼロ絶滅」と「持続可能な利用」達成へのみちすじ;絶滅危惧種を創る、護る—新たな絶滅要因、感染症によるパラダイムシフト;食べて守るか、食べずに守るか)
- 終章 霊性の復権—絶滅危惧種とのつきあい
「BOOKデータベース」 より