晩年のカント
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晩年のカント
(講談社現代新書, 2603)
講談社, 2021.1
- タイトル読み
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バンネン ノ カント
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注記
カント略年表: p10
内容説明・目次
内容説明
還暦を過ぎ、ようやく購入した自宅。いっさいの装飾を欠いた空間で、家族とのつきあいも絶ち、老哲学者カントは何を考えていたのか?三批判書を書き上げ、名声を確かなものとした彼に起こった、ある筆禍事件とは?同業の哲学者は一度として招待せず、連日四〜五時間におよぶ食卓で繰り広げられる会話。女性や人種に対する高慢と偏見の集積。人の名前を覚えられなくなり、アルファベット順の引き出しをこしらえて会見に臨む姿。ケーニヒスベルク市内の年長の高齢者に対する異様な関心—。ある老哲学者の、ぎこちない下手な生き方を辿る。
目次
- 第1章 老哲学者の日常生活
- 第2章 『宗教論』による筆禍事件
- 第3章 フィヒテとの確執
- 第4章 政治に対する態度—『永遠平和論』
- 第5章 法と道徳—『人倫の形而上学』
- 第6章 宗教に対する態度—『学部の争い』
- 第7章 地上のあらゆるものへの興味—『人間学』『自然地理学』
- 第8章 老衰そして死
「BOOKデータベース」 より