数理と哲学 : カヴァイエスとエピステモロジーの系譜
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数理と哲学 : カヴァイエスとエピステモロジーの系譜
青土社, 2021.2
- タイトル読み
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スウリ ト テツガク : カヴァイエス ト エピステモロジー ノ ケイフ
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注記
文献表: p385-405
収録内容
- 〈重ね合わせ〉の探究に向けて
- 直観主義と論理主義への視座
- 「修正された形式主義」の認識論
- カントールと「中心的直観」
- デデキントの鎖と「数学的経験」
- 学問論と論理学の問題圏へ
- 〈概念の哲学〉の提唱
- 一つの哲学的生成
- 問題としてのイデアと一なる〈宇宙〉
- 数学のエピステモロジーと現象学
- 「概念の哲学」と二つの数学の現象学
- 技術のエピステモロジー
- シモンドンの技術論におけるイマージュと構想力
- デュピュイの科学哲学とカタストロフ論
- 欲動・抵抗・努力
- 探偵小説生成論序説
内容説明・目次
内容説明
“重ね合わせ”の思考のために。概念と概念の。また理論と理論の。さらには科学と哲学の。それは、あるものを別のものの上に層状に重ねることも含むが、重ねることでそれぞれが入り込み、浸透し合うこともある。重ね合わせとはまずもってこうした重ねる働きを意味するが、またある状態のことでもある。二としての一。差異。畳長性。ある時代と別の時代の重なりが生み出す緊張。近代的自我でありつつも同時にそれとは異なった何かであること。そして、あるものから別のものへと成りつつある様。—哲学者カヴァイエスの数理哲学を軸に展開される、現代思想の粋!
目次
- 総論 “重ね合わせ”の探究に向けて
- 第1部 ジャン・カヴァイエスの数理哲学—概念・生成・経験(直観主義と論理主義への視座—『公理的方法と形式主義』(一);「修正された形式主義」の認識論—『公理的方法と形式主義』(二);カントールと「中心的直観」—『抽象集合論の形成』(一);デデキントの鎖と「数学的経験」—『抽象集合論の形成』(二)及び「超限数と連続体」;学問論と論理学の問題圏へ—『論理学と学知の理論について』(一);“概念の哲学”の提唱—『論理学と学知の理論について』(二))
- 第2部 数学のエピステモロジーをめぐって—現象学との緊張関係(一つの哲学的生成—ブランシュヴィックからカヴァイエスへ;問題としてのイデアと一なる“宇宙”—アルベール・ロトマンのハイデガー読解;数学のエピステモロジーと現象学;「概念の哲学」と二つの数学の現象学—ゲーデルとプラデル)
- 第3部 エピステモロジーの諸相とその周辺(技術のエピステモロジー—ジルベール・シモンドンの哲学の一側面;シモンドンの技術論におけるイマージュと構想力;デュピュイの科学哲学とカタストロフ論;欲動・抵抗・努力)
- 補論 探偵小説生成論序説—パースの記号学から出発して
「BOOKデータベース」 より