書誌事項

「境界」に現れる危機

松永泰行編集

(グローバル関係学, 2)

岩波書店, 2021.2

タイトル別名

境界に現れる危機

タイトル読み

「キョウカイ」ニ アラワレル キキ

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注記

参考文献: 各章末

国家と制度の「境界」面からグローバルな危機を捉える試み。紛争が多発する中東・北アフリカにおける国内外の危機の諸相を描き出し、クルド問題、シリア難民危機など、国家の枠組みを越えて生じる問題を追う。

内容説明・目次

内容説明

第2巻では、国家と制度の「境界」面からグローバルな危機を捉える新たな試みに挑戦する。紛争が多発する中東・北アフリカにおける国内外の危機の諸相を描き出し、クルド問題、シリア難民危機、UNHCRをめぐる湾岸アラブ諸国の政治力学、宗教意識の対立や音楽に備わる政治的な力など、国家の枠組みを越えて生じる錯綜した問題を追う。

目次

  • 「境界」に現れるグローバルな危機の関係学
  • 1 思いがけない錯綜がもたらす危機(グローバルな危機とパキスタンの苦難—現代史の地下水流;エジプトのリビア介入の諸要因—グローバルな危機の拡大とその影響;革命は神話か?—チュニジアの新自由主義危機に対する反応;「イラン危機」は誰にとってのどのような危機か—通時的関係性の錯綜と境界)
  • 2 危機の背景と通時的関係性(対クルド政策—トルコ国家とクルド問題の変容;シリア難民をめぐる危機のグローバルな波及—交錯する時間軸と関係性;UNHCRをめぐる関係性の変容と人道規範の危機—湾岸アラブドナーの台頭をどう見るか;国家の土台で錯綜する宗教と政治—フランスのライシテと暴力;歴史と脅威を通じ政治的絶対主義へ直面する—ウガンダにおける音楽、LGBTI+と政治運動)

「BOOKデータベース」 より

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