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方法としての史学史

成田龍一著

(岩波現代文庫, 学術 ; 432 . 歴史論集 / 成田龍一著||レキシ ロンシュウ ; 1)

岩波書店, 2021.3

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ホウホウ トシテノ シガクシ

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岩波現代文庫オリジナル編集版

Contents of Works

  • 〈正典〉なき時代
  • 二〇世紀歴史学の「古典」
  • 歴史の「語り方」がなぜ問題となるのか
  • 「歴史学」という言説
  • ナショナル・ヒストリーへの「欲望」
  • 文学史の饗宴と史学史の孤独
  • 違和感をかざす歴史学
  • 民衆史研究と社会史研究と文化史研究と
  • 三つの「鳥島」
  • 歴史意識の八〇年代と九〇年代
  • 「評伝」の世界と「自伝」の領分
  • 史学史のなかのピエール・ノラ『記憶の場』
  • 現代歴史学の「総括」の作法

Description and Table of Contents

Description

歴史学という学知は、近現代の日本においていかに生まれ、展開してきたのか。歴史学そのものを歴史化する「史学史」の視点から、歴史学のアイデンティティを確認し、そのあり方を問い直す。ここ四半世紀の間に著者が世に問うた歴史批評論考を三つのテーマにそって精選する現代文庫版オリジナル「歴史論集」の第一冊。

Table of Contents

  • 問題の入口 「歴史の語り方」のメタヒストリー(“正典”なき時代;二〇世紀歴史学の「古典」;歴史の「語り方」がなぜ問題となるのか)
  • 1 「歴史学」という近代の装置(「歴史学」という言説;ナショナル・ヒストリーへの「欲望」;文学史の饗宴と史学史の孤独)
  • 2 鏡あるいは座標軸としての「民衆史研究」(違和感をかざす歴史学;民衆史研究と社会史研究と文化史研究と—「近代」を対象とした;三つの「島島」)
  • 3 歴史学の認識論的転回へ向かって(歴史意識の八〇年代と九〇年代;「評伝」の世界と「自伝」の領分—史学史のなかの個人史研究;史学史のなかのピエール・ノラ『記憶の場』;現代歴史学の「総括」の作法—民衆史研究・社会運動史・社会史研究を対象として)

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