イギリス近代の英語教科書

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イギリス近代の英語教科書

鶴見良次著

開拓社, 2021.3

タイトル読み

イギリス キンダイ ノ エイゴ キョウカショ

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注記

参考文献: p253-268

収録内容

  • 序論
  • 慈善学校の概要
  • 生徒のための信仰と学習の心得書 : ホワイト・ケネット『クリスチャンの生徒』(c. 1702)
  • 教師のための指導の手引書 : ジェイムズ・トールボット『クリスチャンの教師』(1707)
  • 分析的綴り字から統合的綴り字へ : トマス・クランプ『正書法の解剖』(1712)
  • 「慣用」重視の母語教育 : アイザック・ウオッツ『英語の読み方書き方』(1721)
  • 『教理問答付きABC』の伝統 : ヘンリー・ディクソン『英語教師』(1728)他
  • スペリング・ブックのなかの聖書 : フランシス・フォックス『綴り字とリーディング入門』(1730年代)他
  • 英語教材としての聖書 : ジョゼフ・ハザード刊『簡約旧約・新約聖書物語』(1726)他
  • 最下級の生徒のための学校文法 : ウィリアム・ラウトン『実用英文法』(1734)
  • 誤文訂正練習による文法指導 : アン・フィシャー『新英文法』([1745])
  • 英語教材としての墓碑詩 : ヴァイセシマス・ノックス『エレガント・エクストラクツ・詩編』([c. 1784])他
  • 讃美歌集から英詩アンソロジーへ : エリザベス・ヒル『ポエティカル・モニター』正続(1796,[1811])
  • 結論

内容説明・目次

内容説明

イギリス近代の貧しい子供たちはどのような目的で、どのように読み書きを学んだのか。宗教教育に付随するものとして始められた読み書き教育は、やがて「英語」という近代的な教科として自立し、世俗化し、独自のカリキュラムを持つようになる。著者は、教科としての「英語」の成立過程を、民衆教育の隆盛期に用いられた英語教科書をはじめ、関連する史料などの膨大な第1次資料から解き明かした。英語学史と教育史に跨る新たな知見を提示する画期的な書。

目次

  • 第1部 カリキュラム(慈善学校の概要;生徒のための信仰と学習の心得書—ホワイト・ケネット『クリスチャンの生徒』(c.1702);教師のための指導の手引書—ジェイムズ・トールボット『クリスチャンの教師』(1707))
  • 第2部 綴り字と発音(分析的綴り字から統合的綴り字へ—トマス・クランプ『正書法の解剖』(1712);「慣用」重視の母語教育—アイザック・ウォッツ『英語の読み方書き方』(1721))
  • 第3部 綴り字とリーディング(『教理問答付きABC』の伝統—ヘンリー・ディクソン『英語教師』(1728)他;スペリング・ブックのなかの聖書—フランシス・フォックス『綴り字とリーディング入門』(1730年代)他;英語教材としての司書—ジョゼフ・ハザード刊『簡約 旧約・新約聖書物語』)
  • 第4部 文法(最下級の生徒のための学校文法—ウィリアム・ラウトン『実用英文法』(1734);誤文訂正練習による文法指導—アン・フィシャー『新英文法』(「1745」))
  • 第5部 文学(英語教材としての墓碑詩—ヴァイセシマス・ノックス『エレガント・エクストラクツ・詩編』(「c.1784」)他;讃美歌集から英詩アンソロジーへ—エリザベス・ヒル『ポエティカル・モニター』正続(1796、「1811」))

「BOOKデータベース」 より

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