接続された身体のメランコリー : 「フェイク」と「喪失」の21世紀英米文化

書誌事項

接続された身体のメランコリー : 「フェイク」と「喪失」の21世紀英米文化

高村峰生著

青土社, 2021.4

タイトル別名

接続された身体のメランコリー : フェイクと喪失の21世紀英米文化

タイトル読み

セツゾク サレタ シンタイ ノ メランコリー : フェイク ト ソウシツ ノ 21セイキ エイベイ ブンカ

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注記

21世紀の英米文化をかたちづくってきた<スター>の作品はなにを演じ、なにをうたっていたのか。気鋭のアメリカ文学者が、文学と身体の、映画と国家の、音楽と表象の結節点を精緻に解きほぐす。

収録内容

  • 自宅への流刑、あるいは思い出すことすら不穏当なことを思い出すこと
  • 構築と落下
  • 背後の世界、あるいはあらかじめ喪われているものの彼方へ
  • 星条旗の〈黒い〉星のもとに
  • Can I Be Real?
  • すべての荒廃の後で
  • 記憶の揺曳/揺曳の記憶
  • 稲妻〈の速さ〉で歴史を書く
  • デュマは黒人だ
  • 深い皮膚
  • 接続された身体のメランコリー

内容説明・目次

内容説明

21世紀の英米文化をかたちづくってきた“スター”の作品はなにを演じ、なにをうたっていたのか。文学と身体の、映画と国家の、音楽と表象の結節点を精緻に解きほぐす。気鋭のアメリカ文学者による重厚にして怜悧な批評=研究。

目次

  • 序論 自宅への流刑、あるいは思い出すことすら不穏当なことを思い出すこと—コロナの時代にカミュとアルトーを読む
  • 第1章 構築と落下—『インセプション』における重力
  • 第2章 背後の世界、あるいはあらかじめ喪われているものの彼方へ—ルー・リードとデルモア・シュウォーツ
  • 第3章 星条旗の(黒い)星のもとに—デヴィッド・ボウイと「アメリカ」
  • 第4章 “Can I Be Real?”—アメリカ時代のデヴィッド・ボウイにおけるフェイクとフェイム
  • 第5章 すべての荒廃の後で—アクロン、メンフィス、デトロイト、そしてパターソン
  • 第6章 記憶の揺曳/揺曳の記憶—カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』における水と揺れ
  • 第7章 「稲妻(の速さ)で歴史を書く」—『國民の創生』と『ブラック・クランズマン』における引用、真実、歴史
  • 第8章 「デュマは黒人だ」—『ジャンゴ 繋がれざる者』における奴隷制度とその外部
  • 第9章 深い皮膚—『神よ、あの子を守りたまえ』における商品化された「黒さ」と触覚的身体
  • 第10章 接続された身体のメランコリー—ドン・デリーロの『ボディ・アーティスト』におけるメディアの存在論

「BOOKデータベース」 より

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