コロナと精神分析的臨床 : 「会うこと」の喪失と回復

書誌事項

コロナと精神分析的臨床 : 「会うこと」の喪失と回復

荻本快, 北山修編著

木立の文庫, 2021.3

タイトル別名

コロナと精神分析的臨床 : 会うことの喪失と回復

タイトル読み

コロナ ト セイシン ブンセキテキ リンショウ : アウ コト ノ ソウシツ ト カイフク

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注記

コロナ禍における精神分析的な臨床とは何なのか、どうあるべきか。人間にとって「あうこと」とは何か。重層的に問い直す。2020年8月開催のシンポジウムを元に書籍化。

収録内容

  • 劇的観点から心を扱うこと / 北山修著
  • 揺れる世界で臨床を続けていくこと / 揖斐衣海著
  • コロナ禍とユーモア / 石川与志也著
  • 失うことと掛け替えのないこと / 山本雅美著
  • オンライン臨床におけるクロスモーダル体験 / 関真粧美著
  • オンラインというleap、あるいはdistant psychoanalysisの未来 / 奥寺崇著
  • コロナ禍における日常生活と心理臨床の経験に関する私的考察 / 岡田暁宜著
  • コロナ禍の面接室でクライエントと出会うこと / 笠井さつき著
  • コロナ禍におけるグループの無意識 / 西村馨著
  • コロナ禍における「ほど良い治療設定」について考える / 飯島みどり著
  • 不在の部屋と身体 / 荻本快著
  • 精神分析的に束ねる / 北山修, 荻本快述

内容説明・目次

内容説明

あれ(ヴァーチャル)か/これ(リアル)か。あれ(物理的に会う)も—これ(内的に心で会う)も。“心の台本”を読みながらあれやこれや考える。物理的な設えがうしなわれた心の臨床で内的な設えを確めるこころみ。

目次

  • 序章 劇的観点から心を扱うこと—コロナ禍の「どさくさ」に紛れて
  • 喪失のなかでの心の文脈(揺れる世界で臨床を続けていくこと;コロナ禍とユーモア;失うことと掛け替えのないこと;オンライン臨床におけるクロスモーダル体験;オンラインというleap、あるいはdistant psychoanalysisの未来;コロナ禍における日常生活と心理臨床の経験に関する私的考察—身体科医の治療態度から学ぶ)
  • こころで会うことの回復(コロナ禍の面接室でクライエントと出会うこと—マスク、カーテン、換気、消毒のなかから見えたこと、聞こえたこと;コロナ禍におけるグループの無意識—いくつかの視点;コロナ禍における「ほど良い治療設定」について考える—治療構造論の視点から)
  • 終章 不在の部屋と身体—「映し返し」が起きるところ
  • 問答 精神分析的に束ねる—三角関係化に向けて

「BOOKデータベース」 より

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