氏名の誕生 : 江戸時代の名前はなぜ消えたのか

書誌事項

氏名の誕生 : 江戸時代の名前はなぜ消えたのか

尾脇秀和著

(ちくま新書, 1567)

筑摩書房, 2021.4

タイトル読み

シメイ ノ タンジョウ : エド ジダイ ノ ナマエ ワ ナゼ キエタノカ

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注記

明治初年人名の変遷と主な関係事項年表: p301-303

参考文献: p309-313

内容説明・目次

内容説明

私たちが使う「氏名」の形は昔からの伝統だと思われがちだが、約一五〇年前、明治新政府によって創出されたものだ。その背景には幕府と朝廷との人名をめぐる認識の齟齬があった。江戸時代、人名には身分を表示する役割があったが、王政復古を機に予期せぬ形で大混乱の末に破綻。さらに新政府による場当たり的対応の果てに「氏名」が生まれ、それは国民管理のための道具へと変貌していく。気鋭の歴史研究者が、「氏名」誕生の歴史から、近世・近代移行期の実像を活写する。

目次

  • 第一章 「名前」の一般常識
  • 第二章 「名前」にあらざる「姓名」
  • 第三章 古代を夢みる常識
  • 第四章 揺らぐ常識
  • 第五章 王政復古のはじまり
  • 第六章 名を正した結末
  • 第七章 「氏名」と国民管理

「BOOKデータベース」 より

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