条件なき平等 : 私たちはみな同類だと想像し、同類になる勇気をもとう

書誌事項

条件なき平等 : 私たちはみな同類だと想像し、同類になる勇気をもとう

レジャーヌ・セナック著 ; 井上たか子訳

勁草書房, 2021.4

タイトル別名

L'égalité sans condition : osons nous imaginer et être semblables

条件なき平等 : 私たちはみな同類だと想像し同類になる勇気をもとう

タイトル読み

ジョウケン ナキ ビョウドウ : ワタクシタチ ワ ミナ ドウルイ ダト ソウゾウ シ、 ドウルイ ニ ナル ユウキ オ モトウ

大学図書館所蔵 件 / 113

この図書・雑誌をさがす

注記

原著 (Rue de l'échiquier, 2019) の翻訳

内容説明・目次

内容説明

フランス共和国の標語「自由・平等・友愛」は、実は「兄弟=白人男性」たちが「兄弟ではない者=非男性、人種化された者」たちへの差別を再生産する構造を隠しもつ「神話」でしかない。特異性(差異)が差別を正当化する方法を見つけ、構造を変えることで、特異性のただなかで特異性を表明しつつ、皆が同類で平等であるあり方を探る。

目次

  • 序論 同類だと想像する勇気をもつこと
  • 第1章 平等対フラテルニテ(フラテルニテ—平等な共和国という物語の中心で見えていないもの;連帯に対抗するフラテルニテ;非・混在の空間—どこが恥知らずなのか?)
  • 第2章 平等対自由(#MeTooと#BalanceTonPorc—被害を受けた「私」が、連帯する「私たち」/「あなたたち」になるとき;私たちに自由を押しつけないで、平等があれば自由になれるから;アーティストの不平等な自由と責任—メネル・イブティセム対オレルサン)
  • 第3章 平等対平等神話(他者性のフェミニズム—近代性の陰に隠された撞着語法;「フランス流の」平等は神話にすぎない;フラテルニテから、そして市場から解放された平等のために)
  • 結論 遊牧的空間における条件なき平等に向けて

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ