熱輻射論講義
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書誌事項
熱輻射論講義
(岩波文庫, 青(33)-949-1)
岩波書店, 2021.6
- タイトル別名
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Vorlesungen über die Theorie der Wärmestrahlung
熱輻射論
- タイトル読み
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ネツ フクシャロン コウギ
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注記
原著 (Leipzig : J.A. Barth, 1906) の全訳
「熱輻射論」(東海大学出版会1975年刊) の再刊
論文リスト: p317-319
参考文献: p358-360
内容説明・目次
内容説明
19世紀末、熱輻射の問題により理論と実験との齟齬が明らかとなり、ニュートン以来の物理学は重大な矛盾に逢着した。その隘路を打開し、新たな物理学—量子論—への端緒をひらいたのが、マックス・プランク(1858‐1947)によるエネルギー要素の仮定である。革命的な仮定の導入へ至る道筋を、自らの思考の流れに沿って丁寧に解説した主著。
目次
- 第1部 基礎的事実と定義(一般論;熱力学的平衡における輻射。キルヒホッフの法則。黒体輻射)
- 第2部 電気力学および熱力学からの結論(マクスウェルの輻射圧;シュテファン‐ボルツマンの輻射法則 ほか)
- 第3部 線形振動子による電磁波の放出と吸収(序論。線形振動子の振動方程式;周期的平面波の作用の下にある共鳴子 ほか)
- 第4部 エントロピーと確率(序論。基礎的な定理と定義;理想的単原子気体のエントロピー ほか)
- 第5部 非可逆的輻射過程(序論。輻射過程の直接的反転;任意の輻射場における1個の振動子。自然輻射の仮定 ほか)
「BOOKデータベース」 より